冷蔵庫の中には、いくつかエリアがあり
異なる役割を果たしていますよね◎
冷蔵庫全体に入れるもの、冷凍庫に入れるべきもの、
そして「野菜室」に入れるべきもの。
今回は、
「野菜室」と「冷蔵室」の違い、そして意外と知られていない、
野菜室に入れるべき野菜以外の食品について詳しくお伝えします。
冷蔵庫と野菜室の違いは「温度」と「湿度」
そもそも冷蔵室と野菜室って何が違うの?
冷蔵庫全体と野菜室の基本的な違いを見ていきましょう。
冷蔵室の役割
冷蔵庫のメインエリア、
いわゆる「冷蔵室」は
温度が0〜5℃に保たれており、
食品を適度に冷やして鮮度を保つ役割を持っています!
乳製品、卵、肉、加工品などの保存が一般的ですね◎
開封済みの調味料や飲み物などもここでしょう!
ウィンナーとかね♪
野菜室の役割
一方で、野菜室は通常5〜8℃に保たれ、
やや高めの温度設定です◎
さらに、湿度も高めに設定されているため、
野菜が乾燥せずに長持ちするという特徴があります。
野菜は水分を多く含んでいるため、
適切な湿度がなければしおれてしまったり、腐りやすくなります。
野菜室はそんな野菜を新鮮なまま保つのに最適な環境なのです。
野菜室に入れるべき野菜
野菜室の主な目的は当然、野菜を保管することです。
代表的な野菜の例と、それぞれの理由を見ていきましょう。 –
キャベツやレタス
葉物野菜は特に水分が多く、乾燥に弱いので、
野菜室の湿度が適しています。
トマト
冷蔵室だと冷やし過ぎるため、野菜室の温度がベストです。
冷やし過ぎると味や食感が損なわれるので注意。
きゅうりやナス
これらの夏野菜も、冷蔵室だと低温障害を起こしやすいので、
野菜室が適しています。
野菜室に入れない方がよい野菜
ただし、野菜によっては例外もあります。
例えば、じゃがいもやたまねぎは湿気に弱く、
野菜室でなく室温保存が適しています。
野菜以外に野菜室で保存できるもの
実は、野菜室は野菜だけのためではありません。
温度や湿度が他の食品にも適しているため
上手に使うことで食材を無駄にせず、
より美味しく長持ちさせることができます。
果物
野菜室は果物にも最適な環境です。
りんご、梨、バナナなどは
低温すぎると熟成が止まってしまったり風味が損なわれたりするため、
野菜室のやや高めの温度が理想的ですよ◎
特にバナナは冷蔵室だとすぐに黒くなってしまうので
野菜室の方が保存に適しています。
パンやベーカリー製品
パンは冷蔵室に入れると
乾燥して固くなりやすいですが
野菜室は湿度が高いので大丈夫です◎
特に、購入後数日間の間に食べきるパンなら
冷凍するよりもふんわりとした食感を維持できます◎
ハーブ類
バジルやパクチーなどのハーブも野菜室で保存すると
冷蔵室に比べて鮮度が長持ちします。
冷蔵室の冷たい空気は葉を傷めやすいですが
野菜室なら湿度が高く、適切な温度が保たれるため
葉がしおれずに使い続けることができます。
根菜類
意外なところでは、ジャガイモやサツマイモなども
野菜室に向きです!
これらの根菜は冷蔵室だと温度が低すぎて
変色する場合がありますが、
野菜室の少し高めの温度なら劣化を防ぎつつ保管できます。
おわりに
野菜室は野菜だけを保存する場所というイメージが強いかもしれませんが、
それだけではありませんでしたね◎
果物、パン、ハーブ、そして一部の根菜類も
野菜室に入れることで鮮度を長く保つことができます!
冷蔵庫の各エリアを上手に使い分けることで、
食材を無駄にすることなく、美味しさを長く楽しむことができます。
日常生活で冷蔵庫の使い方を少し工夫するだけで
食材をもっと効率的に使いこなしましょう◎
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